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TSH受容体抗体検査(TRAb)

甲状腺ホルモンの分泌を促すTSH

TSHとは、甲状腺ホルモンの生成と分泌を促すために、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンです。甲状腺の細胞膜にあるTSH受動体と結合することで、ホルモンの生成と分泌を促す役割を果たしています。
なお、TSH受容体抗体(TRAb)は、TSH(甲状腺刺激ホルモン)受容体を抗体(攻撃目標)とみなされつくられる抗体です。

バセドウ病の原因となるTSH受容体抗体

TSH受動体に対する自己抗体ができると、その自己抗体(TRAb)はTSH受動体を攻撃する訳ではなく、TSH受動体を刺激します。これはTSHと同じ働きになり、甲状腺ホルモンの生成と分泌を促す役割を持つものが二つに増えることになります。

本来であれば、甲状腺ホルモンの生成を促すことはTSHのみで足りているにもかかわらず、TSH受容体抗体(TRAb)も役割に加わる訳ですから、必要以上の甲状腺ホルモンが生成・分泌されます。
これがバセドウ病(甲状腺機能亢進症)を引き起こす原因となります。

バセドウ病の診断に必要な検査方法

橋本病(甲状腺機能低下症)の一部でも、陽性を示すケースがあるように、必ずしもバセドウ病の診断に不可欠というものではありませんが、他の甲状腺の病気と比べ バセドウ病がTSH受容体抗体(TRAb)で陽性になる可能性が非常に高いため、TSH受容体抗体検査で陽性反応があった場合にはバセドウ病の診断がくだされています。

また、TSH受容体抗体検査は、放射線ヨード摂取率検査がおこなえない妊婦や授乳中の方の、バセドウ病かの診断をするうえで、きわめて重要な検査ともいえます。

検査基準値について

検査方法については、調べる抗体によっていくつか種類がありますが、原則としては、10.0%/I未満となっております。なお、亢進症であるバセドウ病や粘液水腫の方患者さんの場合、基準値の6倍以上の+60%〜+90%まで数値が上昇する事があります。

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