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バセドウ病の眼球突出について

眼球突出が必ず起きる病気ではない

バセドウ病は「目が飛び出る病気」という間違ったイメージが浸透しているようです。
「眼球突出」はバセドウ病の特徴的な症状のひとつですが、実際にこの症状が現れるのは10人に2〜3人程度で、決して多くみられる症状とはいえません。
また、目が大きい人ほど突出しやすいなどと言われていますが、これこそ明らかな誤解・間違いです。

眼球突出が起こる原因

バセドウ病になると、眼球を動かす「外眼筋」が厚くなると共に、眼球の奥にある脂肪(後眼窩脂肪組織)の体積が増えてくる場合があります。これにより、眼球の後ろ側の圧力が高くなって、目を押し出してしまうのです。

眼球突出ついては、まだ不明な点が多いのですが、近年明らかになっているのは、バセドウ病の発病原因となっている、自己免疫システムの異常によって、TSH受動体抗体が外眼筋や、目の奥にある脂肪組織を刺激し、そこに炎症やむくみが起こって脂肪組織の体積が増えるのではないかということです。つまり、眼球突出はバセドウ病に付随する症状ではなく、バセドウ病と共に生じる別な病気ともいえます。

したがって、バセドウ病の重症度と眼球突出の度合いには、ほとんど関連性がないため、バセドウ病が治療によって解消されても、目の症状が改善されるとは限らないのです。

眼瞼後退(がんけんこうたい)

これとは別に「眼瞼後退」という症状があります。これは、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になって、交感神経が刺激さ、上のまぶたが吊り上ることにより、眼球が突出しているようにみえるものです。
眼瞼後退の場合は、甲状腺ホルモンが原因なので、バセドウ病の治療を適切におこなえば症状は解消されます。

喫煙は症状を悪化させる

たばこを吸う人と吸わない人を比べた場合、眼球突出の症状が現れる確立は喫煙者のほうが少し高めになっています。たばこを吸う習慣がある人は、症状が悪化する恐れがあるので、禁煙することをお勧めします。

眼球突出は放置してしまうと、「視力障害」を起こし、最悪の場合には失明することもある怖い症状です。異常が現れたらバセドウ病をよく知っている専門の眼科医での治療が必要になります。

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