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橋本病の治療

機能低下がなければ治療の必要はない

橋本病と診断された患者さんすべてに治療が必要なわけではありません。治療が必要な人は、血液検査の結果、甲状腺の機能の低下がみられたり、甲状腺腫のはれが大きいときです。
仮に甲状腺ホルモンの濃度が多少低い場合でも、将来自然に回復する見込みがあれば治療せずに様子をみることもありますが、経過をみるための通院は必要となります。逆に、自覚症状がなくても、甲状腺機能が低下している人は放置しておいてはいけません。

治療はホルモン補充療法

治療の中心は薬物治療です。原理はシンプルで、不足している甲状腺ホルモンを補充するというものです。この目的で使用される薬には2種類あります。ひとつが、サイロキシンを補充する薬(製品名:チラージンS)で、服用は1日1回、服用後4〜5日で徐々に効果が現れます。1週間ほど体内に残り、服用を止めても効果がしばらく持続します。もうひとつは、トリヨードサイロニンを補充する薬(製品面:チロナミン)で、1日3回服用します。サイロキシンとの違いは即効性と、効果の大きさです。
サイロキシンの数倍の効果がありますが、持続性がなく服用を中止するとすぐに効果がなくなります。

甲状腺ホルモン薬の主成分は、自分自身が作っている甲状腺ホルモンと同じなので、体がふつうに受け入れてくれます、そのため、副作用やアレルギー反応をおこすことはありません。
また、近年の研究で、サイキロキシンは体内では必要に応じて一部トリヨードサイロニン化することが判明しているため、治療薬はサイロキシン(チラージンS)が使われる傾向にあります。

ホルモン補充薬の維持量

甲状腺ホルモン薬の使用量はその人ごとに異なりますが、体への負担を考え少量から開始します。その後2〜3ヶ月かけて必要量を見極めます。いったん必要な量が決まると、その後はずっと同じ量を継続して服用していきます。この段階までくると、量の変更はほとんどありません。

治療を続けていれば日常生活に支障はない

橋本病は甲状腺ホルモン薬による治療をおこない、血液中の甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモン(TSH)を正常に戻せば、さまざま症状も改善されていき、発病前と変わらない生活が送れます。しかし、この甲状腺ホルモン薬は、解熱薬のような頓服的なものではなく、ホルモンが不足状態にある限り使い続けるものなので、医師が処方した用量を守って服用することが大切です。

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