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急性甲状腺炎(原因・症状・治療等)

甲状腺の細菌感染が原因

急性甲状腺炎は「急性甲状腺炎」とも呼ばれています。その名の通り、甲状腺やその周辺組織が細菌感染し化膿する病気です。「亜急性甲状腺炎」がウィルス感染によるものに対し、急性甲状腺炎は細菌感染によって起こります。

甲状腺は、薄い皮膜に覆われているうえに、血流やリンパ流が多いことから、本来、細菌感染が起きにくい臓器といわれています。その構造から、急性甲状腺炎の発病率も極めて低い病気です。
しかし、唯一喉の奥にある管(咽頭梨状窩瘻)が、細菌を甲状腺に導く道となります。本来は、成長段階で消失する咽頭梨状窩瘻ですが、まれに残ってしまうことがり、ここが感染経路になります。

症状について

感染後の主な症状は発熱と甲状腺の左葉部分のはれです。風邪に似た症状や扁桃腺炎などを起こし、はれと痛みを伴います。細菌による細胞破壊の程度が小さいので、甲状腺機能の亢進は一過性なもので、すぐに正常にもどります。

理由はわかっていませんが、腫脹(炎症の一特徴)を起こすのは約90%が左葉です。
主に15歳以下の小児に多く、成人が急性甲状腺炎になるのはまれです。なお、20歳以上の成人である場合は「亜急性甲状腺炎」の可能性が高いと考えられます。

検査と治療について

検査は瘻孔の状態を調べるために、バリウムを使ったレントゲン検査をおこないます。
瘻孔は、急性甲状腺炎を発症する患者さんだけにみられることから、一種の発生異常と考えられています。

急性甲状腺炎は、炎症を抑えるために抗生物質を使用し化膿を抑えます。炎症が軽い場合はこれだけで症状が治まります。ただ、再発するケースが多いので、その後も注意が必要です

化膿がひどい場合には、切開して溜まっている膿をださなくてはいけません。
それでも再発する場合には、細菌の感染経路となっている瘻孔を切除することもあります。瘻孔を完全に切除することで再発の可能性は、ほぼ100%ないといえます。

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