甲状腺最新ガイドトップ > その他甲状腺の病気亜急性甲状腺炎(原因・症状・治療等)

亜急性甲状腺炎(原因・症状・治療等)

甲状腺のウィルス感染が原因

甲状腺が炎症を起こす病気には、「急性甲状腺炎」「慢性甲状腺炎」の他に「亜急性甲状腺炎」があります。甲状腺炎という分類ではありますが、それぞれの発病原因も異なります。

亜急性甲状腺炎は、ウィルスに感染することで炎症を起こす、いわば甲状腺の風邪といえます。
しかし、ウィルスが原因といっても人にうつったりすることはありません。また、亜急性甲状腺炎は中年の女性に多く、小児にはほとんどみられない病気です。

症状について

甲状腺が硬くはれると同時に、痛みを伴ってきます。症状が重い場合には、痛みが後頭部にまで及ぶこともあります。当初どちらかにあったはれも、左葉から右葉へ、また全体に広がったりと甲状腺のなかを移動することもあります。

また、炎症が細胞組織を破壊し、蓄えられていた甲状腺ホルモンが漏れ出すことがあります。
このため、一時的に動悸や頻脈などのバセドウ病の症状を呈しますが、甲状腺ホルモンの蓄えがなくなると、逆に低下症の症状が現れることがあります。

検査と治療方法について

亜急性甲状腺炎は特徴的な症状と、しこりの様子である程度の判断ができます。しかし正確な診断を出すために、血液検査をおこなう場合があります。

亢進症の症状があるため、甲状腺ホルモンの血中量だけではバセドウ病との区別がつきません。
そこで、放射線ヨード摂取率検査をおこないます。亜急性甲状腺炎は炎症を起こしているだけで、自己免疫疾患ではないため、ヨードを取り込みません。この検査によってバセドウ病との区別をつけ、さらに赤沈検査をおこない確定診断をおこないます。

ウィルス感染によって発症しますが、原因となるウィルスの正体は判明していません。したがって、対症療法としては抗炎症作用のある副腎皮質ホルモン薬の服用が効果的です。
服用期間は1〜2ヶ月なので、ステロイドによる副作用もありません。なお、のどの痛みが弱い場合や、炎症の程度が高くない場合には、経過観察だけで治療の必要がない場合もあります。

スポンサードリンク

亜急性甲状腺炎(原因・症状・治療等)は以下のカテゴリに属しています。

HOME
甲状腺について知ろう
甲状腺の病気って
甲状腺の腫瘍のあれこれ
当サイトについて

Copyright(c) 甲状腺最新ガイド All rights reserved .