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結節性甲状腺腫の手術療法

良性腫瘍でも手術が必要な場合が

良性の腫瘍であっても、しこりが大きくなり動作に支障が出る場合や、がんの合併が疑われるなどの理由により手術をおこなうことがあります。こうした手術では、腫瘍の取り残しによる再発を防ぐため、腫瘍だけでなく、その周辺組織も取り除きます。

これは、取り残した組織が再度成長して、手術前と同じ状態に戻ってしまう危険性があるためです。
逆に全摘出してしまうと、甲状腺は当然機能せず低下症になってしまうため、手術をするべきか、また手術をおこなうのであればどの程度切除したらよいのかを適切に判断することが重要といえます。

手術療法が必要とされるケース

手術が必要とされるのは、主に3つのケースです。

1.腫瘍が大きくなりすぎた
腫瘍は3cmを超えると外から見ても目立つようになります。その腫瘍が更に大きくなり胸のあたりまで垂れ下がってくる縦隔内甲状腺腫(じゅうかくないこうじょせんしゅ)の場合、周辺組織を圧迫して支障が生じます。このまま放置してしまうと手術で取り去ることも難しくなるため、これ以上ひどくしないためにも手術が必要となります。

2.発生した腫瘍が亢進症をおこしている
下垂体からの甲状腺刺激ホルモン(TSH)の作用とは別に、発生した腫瘍が独自に甲状腺ホルモンを作る性状を持ち、甲状腺機能を亢進させるプランマー病などは手術が適応されます。
腫瘍が良性とはいえ、亢進症状を引き起こすうえに、抗甲状腺薬では治癒できないことから手術が必要になります。

3.良性か悪性かの判断が難しい
問診・触診・エコーなどさまざまな検査で良性というデータが得られたが、なお悪性を否定できない場合が実際にあります。たとえば、悪性の髄様がんのなかには、悪性であっても画像検査では良性腫瘍のようにみえることがあります。同様に濾胞がんなども良性と悪性の判断が難しい病気です。
あいまいな点があるときは手術をすることで、その後の不安を払拭すべき場合もあるのです。

切除は可能な限り小さくする

良性の腫瘍は、症状だけ判断せず本人の希望も最大限考慮しながら治療方法を判断することが求められています。また、手術では、切除する部位を必要最低限にとどめ、なるべく組織を残し、甲状腺機能をできるだけ損なわないようにすることが、現在の基本的な考えとなっています。

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