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アイソトープ治療

転移巣にも効果を発揮する

転移の可能性がある乳頭がんと濾胞がんは、甲状腺の濾胞細胞が悪性腫瘍になったものです。
濾胞細胞は悪性の腫瘍になっても、ヨードを取り込む性質は残っています。この性質は肺や骨への転移巣にも残っています。この性質を利用し、遠隔転移が起こった場合には、甲状腺を手術で全摘出した後バセドウ病の治療で用いられるアイソトープ治療(放射線ヨード)がおこなわれます。

甲状腺を摘出する前にアイソトープ治療をおこなえばと思われるかもしれませんが、転移巣がヨードを取り込む力は、本体の甲状腺と比べるとわずかで、摘出前にアイソトープ治療をおこなうと、ヨードの大部分を甲状腺が取り込み移巣の治療になりません。
そのため、甲状腺の全摘出がアイソトープ治療をおこなうための前提となります。

放射線ヨードの仕組みについて

放射線ヨードからは治療に使われるβ線と、診断に使われるγ線が出ています。
このカプセルを服用すると、β線は転移したヨードを取り込むがん組織に集まり、腫瘍の内側からがん細胞を破壊します。β線の放射線範囲は0.7mmと短いため、周辺の組織に悪影響を及ぼすことはありません。また、役目を果たした放射線ヨードは排尿や発汗により体外へ出されます。

アイソトープ治療では入院の必要が

アイソトープ治療で多量の放射線ヨードを服用した場合、体から微量ですがγ線が出ます。
その状態で自由に行動してしまうと、被爆など周囲への影響があるため、アイソトープ治療を受ける際には専用の病室に数日間入院することになります。

また、退院後も1週間程度、妊婦や新生児への接触を避けるなどの注意点があります。
病院では退院後の注意点を含めた生活指導をしてくれますので、心配なことがあった場合は、そのままにせず病院スタッフに確認することが大切です。

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