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シーハン症候群(原因・症状・治療等)

シーハン症候群は続発性甲状腺機能低下症のひとつ

甲状腺機能低下症には、甲状腺に異常があり低下症になる場合と、甲状腺に異常がないにもかかわらず甲状腺ホルモンの分泌が低下していく2通りがあります。この甲状腺以外の要因で低下症になることをを「続発性甲状腺機能低下症」といい、「シーハン症候群」はその病気の部類に入ります。

シーハン症候群の原因とは

女性が出産の際、何かの原因で大量出血をすると、下垂体の動脈が詰まり、血流の悪化が要因となり下垂体が壊死してしまうことがあります。こうなると甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌がなくなりますので、ホルモンが生成されず機能低下になります。これが「シーハン症候群」の原因といえます。

この「シーハン症候群」は、男性にも起こる場合があります。主な原因は、脳の手術や、放射線治療、脳腫瘍などによる下垂体腫瘍です。

症状について

下垂体が損なわれると甲状腺刺激ホルモン(TSH)以外の、副腎皮質刺激ホルモンや、性腺刺激ホルモン、乳汁分泌刺激ホルモン、成長ホルモン、など様々ななホルモン分泌がおこなわれなるので、全身に症状が出始めます。シーハン症候群では、甲状腺機能低下による症状以外にも低血圧、全身性の脱毛、無月経、性欲低下、乳汁分泌障害、小児の発育障害などさまざまな症状が現れます。

続発性か原発成果の見極めが重要

治療をおこなうには、甲状腺の機能低下が原発性のものか、続発性なのかをはっきり区別する必要があり、まずは甲状腺刺激ホルモン(TSH)の血液中濃度を検査します。原発性の場合には、低下している甲状腺機能を高めようとして、必死に甲状腺刺激ホルモン(TSH)を分泌している状態ですので、血中濃度は必然的に高くなります。逆に続発性の場合は、下垂体のはたらきが低下してるので、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値は低くなります。

甲状腺の機能低下の原因が原発性か続発性かの判断は、その後の治療にも大きく影響を与えることなのできわめて重要なことだといえます。

治療方法について

続発性であることがわかった場合、甲状腺機能低下症の治療だけでは済みません。 続発性の低下症では、副腎機能も低下してることが多いため、もし躊躇なく甲状腺ホルモン薬を使用すれば、副腎が機能不全に陥る危険性が生じます。そこで、副腎皮質ホルモン薬により副腎の機能を安定させ、その後甲状腺ホルモン薬の服用を開始する形をとります。

また、下垂体の機能低下による他のホルモン低下症についても、必要に応じて対応したホルモン補填の治療がとられる場合があります。これらのホルモン治療は生涯続けることになります。

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